2023-01-01から1年間の記事一覧
本日は2023年最後の日。今年始めたこのブログの年内最終投稿となりますので、棚ざらえ的に今年購入したディスクから印象に残ったものを―と思いましたが、今年発売されたディスクで購入したのは僅か1枚でした。 (ほとんどセール品や中古など、過去きき…
公開中の「ナポレオン」が夜間上演時間に変更になり、やっと観てきました(公開から3週間が経過しているので、私を含め4人の鑑賞者でした) *できれば字幕スーパー版と吹き替え版を観たかったのですが、吹き替え版は公開が終了していました。 小学校の頃…
古典的なソナタ形式では表現方法に限界を迎えた、もしくは形式的な音楽を書くことが苦手な?シューベルト、ショパンなど、ロマン派の作曲家が数多く手がけた「幻想曲(風)」と名付けられた楽曲でありますが、ショパンは1曲しか手掛けていません。幻想曲風の…
HMVさんのオンラインショップで中古で購入したLPが届きましたので、その内容の紹介の投稿とさせていただきます。 今回はクラシック音楽でなく、昔の映画のサウンド・トラックです。 〇映画「史上最大の作戦」サウンド・トラック 第二次世界大戦における…
この作品を完全に分かっているかと問われれば、首を縦に振ることはとてもできないですが、先日実演をきいてた感想記の投稿をしておきます。 演奏メンバー・会場は以下の通りです。 指揮者の中田延亮さんは国内外のオーケストラや歌劇場で活動している方で、…
今週はアーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による未発表放送録音集の完聴記シリーズVol.3(CD5・6)の投稿となります。 曲目等のデータは以下の通りです。 CD5 ・モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 ・モーツァルト…
師走の第1週末は休日出勤をしており、時間が無いのでHMVさんのオンラインショップで注文していたディスクが届いたので短めの買い物編の投稿をさせていただきます。 それも人生初の大型BOX購入55枚!! 20枚位まではありましたが、さすがにこの枚…
仕事で市の関係機関に出掛けたらJ.S.バッハ「マタイ受難曲」のコンサートチラシが掲示されており、仕事そっちのけ!?でチケットを購入してきました。 長野県民をメンバーの中心に活動をしているアマチュアの合唱団「信州楽友会」の主催事業とのこと。 演…
私の好きな作家のひとり塩野七生さん。その最後となる歴史長編が新潮社から4冊の文庫化されましたので、その感想をここに書いておきたいと思います。 初塩野七生さんの著書体験は「ローマ人の物語」からでした。それから「ローマ亡き後の地中海世界」を読み…
自宅の近所にあるリサイクルショップ(Eco Reuse Factoryとお店は名乗っています)の一角に中古レコードを販売しているスペースがあり、原則こういった店舗の買取基準は新しく、きれいなものに高値がつくそうで、古くて何年も不良在庫になってしまったレコー…
今週は先日投稿したカール・フリードリヒ・アーベルの生誕300年を記念して、彼の音盤・作品紹介とさせていただきます。 以前のブログで投稿した通り、彼はヴィオラ・ダ・ガンバ(イタリア語で、ドイツ語ではガンベ=Gambeとなるそうです)奏者として活躍…
今週は先月投稿しましたアーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による未発表放送録音集の完聴記シリーズVol.2(CD3・4)にお付き合い下さい。 曲目はハイドンのオラトリオ「天地創造」Hob.XXI-2の全曲です。 演奏データは以下の…
今週もアニバーサリーの音楽家の投稿となります。 生誕300年の作曲家カール・フリードリヒ・アーベル Carl Friedrich Abel (1723.12.22~1787.6.20)です。 アニバーサリー・イヤーでも誰も気にしない作曲家であるとは思いますが、私に…
*今週は息子の野球応援などでブログを投稿する時間がありませんので、以前別ブログに書いたものを再校正にて投稿とさせていただきます。 今年はドイツ出身の指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュの生誕100年(1923年8月26日)&没後10年(20…
HMVさんに注文していた商品が届いたので、ここに投稿しておきます。 ①モーツァルト:交響曲、セレナード、序曲集(15CD) 指揮:ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントウス・ムジクス、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、シュ…
Selct Classic(8)ブラームス:クラリネット三重奏曲
私の偏愛指揮者のひとり、ニコラウス・アーノンクールさん。 晩年には巨匠指揮者扱いとなっていましたが、私が音楽をきき始めた1990年代初頭はまだまだ「くせ者指揮者」という扱いでしたが、NHK-FMやTVの放送で結構なライヴ演奏が放送されていま…
前回定期演奏会に行ったのは息子を連れて行った第74回の定期演奏会でした。 その息子が少年野球をやるようになり、今年からは高校球児になりました。その間小学校・中学と保護者代表を務めた関係で週末は親子共に野球ざんまいで、久し振りにきいてきました…
古楽器演奏の大家、トン・コープマンのNHK交響楽団客演の地方公演をきいてきました~2023年9月24日(日) 長野県伊那文化会館~プログラムは以下の通りです。 1曲目、モダンオーケストラとしてはかなり小編成で、ファーストヴァイオリンで6人(スコ…
バイエルン第4代国王のルートヴィヒ2世(1845=1886)はノイヴァンシュタイン城をはじめとした数々の築城、ワーグナーに心酔しバイロイト祝祭劇場の建築に入れ込みすぎ、国の財政を圧迫させ、政局の混乱を引き起こし廃位された後に謎の死を迎えた…
シンフォニーを100曲以上、カルテットを80曲以上作曲した多作家ハイドン。ピアノ(クラヴィーア)ソナタも断片・未完も含めると、約60曲を超える作品を残しているそうです。モーツァルトのピアノ・ソナタが愛奏されるのに対して、ハイドンのそれはど…
NHK交響楽団の地方公演があり、客演指揮がトン・コープマンとのことでチケットを購入しました。 彼の指揮をきいたのは20年くらい前、アムステルダム・バロックオーケストラによるJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲の全曲演奏会以来です。 コープマンの…
フェスティバルは終わりましたが、先週からの続きで、長過ぎる独り言にお付き合い頂ければ幸いです。 「サイトウ・キネン・オーケストラ」はいわば同窓会オーケストラが母体の臨時編成ですが、古今東西こういった寄せ集めオーケストラが密度濃い演奏が成功し…
今年はもう間もなく閉幕しますが―既に30年くらい開催されているのでしょうか? (サイトウ・キネン・フェスティバルといっていましたが、いつのまにかセイジ・オザワ松本フェスティバルに名称変更しているのですね) その開催地市民でありますが、行ったこ…
私の読むジャンルのひとつにハードボイルド小説があり、先月「黒い瞳のブロンド」(ベンジャミン・ブラック(ジョン・バンヴィルの別名義):著、小鷹信光:訳 早川書房)を原作に映画「探偵マーロウ」を観てきましたので感想を今週は投稿したいと思います。…
クラッシク音楽や読んだ本など気になった事を感想として綴ったblogです。
チェリビダッケのリスボン・ライヴ ブルックナー交響曲第8番
今週も先週に続き没後50年になるアニヴァーサリーイヤーの指揮者について書かせていただきます。 ハンガリーは名指揮者の宝庫と言われますが、そのひとりイシュトヴァン・ケルテス(1929~1973)が亡くなって50年です。 1956年にハンガリー動…
チェコ出身の指揮者といえばもっぱらラファエル・クーベリックが名実ともにその代表格ではありますが、カレル・アンチェルは今年7月で没後50年になります。他にもヴァーツラフ・ターリヒ、ヴァーツラフ・ノイマン、それにラドミル・エリシュカ、イルジー・…
バロック音楽の大家バッハとヘンデル。近年のピリオド・オリジナル楽器系の演奏家のレパートリー拡大により、大きくバッハに水をあけられていたヘンデルも、オペラが上演されることが多くなって肩を並べようとしていますが、まだまだ一般的には「メサイア」…