音楽枕草子

クラッシク音楽や読書から趣味などの身辺雑記も含め、感想として綴ったblogです。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【アーカイブ】ふたつの「ベートーヴェンの生涯」を読んで

今週は読んだ本に関し、別ブログに投稿したしたものに加筆・修正を加えた「アーカイブ」投稿にお付き合い下さい。 2冊のベートーヴェン関連書籍を続けて読みました。 ロマン・ロラン著「ベートーヴェンの生涯」(岩波文庫)と山根銀二著「ベートーヴェンの…

名曲案内書の傑作

世間に「名曲紹介ガイド」なる本は多々あれど、なかなかこれは!というものにあたることはほとんどありません。 若いころは「名曲選」とか「きいておきたい名曲」とかなる本も読みましたが、年齢も重ねてそれなりに演奏会や、録音できける作品や演奏をきいて…

【クレモナ】さん閉店 松本市③

今月末で閉店される「クレモナ」さん訪問記③の投稿となります(WBCの準決勝と選抜甲子園を同時に観・聴しながらの作成) お店に入るなり、ご店主から「大分減ったでしょう。もう買うもの無いと思いますよ」と言われました。確かに相当売れた様で、主な棚も空…

忘れられていた1枚①~F.ブッシュ指揮ハイドン交響曲「軍隊」他

最近LPの魅力を再発見し、コツコツ買い集めており、このブログでも投稿をさせいただいていますが、そのLP群を整理しようと棚を見ると、購入したままきかずに忘れていた物が出てきました。 その1枚がこちらです↓ ≪曲目≫ 1.ハイドン:交響曲 第100番…

【アーカイブ】ホンモノの音楽をきく~

今週は読んだ本に関し、別ブログに投稿したしたものに修正を加えた「アーカイブ」投稿にお付き合い下さい。 剣豪小説家として有名な故・五味康祐氏はクラッシク音楽愛好家からすると、本業の剣豪小説かというよりも、著作「いい音、いい音楽」(中公文庫)を…

テレマン:オラトリオ「雷神を称える」

個人的には3月になると思い出すこの作品、恐らくテレマンの作品の中では知られてはいないと思います。 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681年~1767)は生涯に約4,000曲もの作品を残したといわれ、数多くの作品を残した作曲家としてギネスに…

【アーカイブ】ジュリーニのブラームスとマルクス・アウレーリウスの「自省録」 

ランキング参加中音楽 本日はアーカイブにお付き合い下さい。 9年前の2014年、ジュリーニ生誕100年に書いた投稿の編集版です。 最近読んだ本の中で印象に残っているのは、マルクス・アウレリウスの「自省録」です(神谷美恵子訳 岩波文庫版) 私の愛…

夜オルガンVol.13 原田靖子

今季で松本市音楽文化ホール専属オルガニストを退任される、原田靖子さんのコンサート「夜オルガンVol.13 同時代の音~邦人作品から~」(於:2023年3月10日)に行ってきました。 前任の保田紀子さんの退任演奏会、そして原田靖子さんのお披露目演奏会に行っ…

不定期投稿:最近のお買い物から

先日書店にて開催していた、中古レコード・CDセールを再訪。 購入を迷ったレコードを購入しました。 ○ベートーヴェン:交響曲第7番・レオノーレ序曲」 カラヤン指揮ベルリン・フィル 「カラヤン=ベルリン・フィル・フェスティヴァル」と見たことのない帯の…

【アーカイブ】「八月の砲声」とラヴェルのピアノ三重奏曲

今週の投稿はアーカイブのお付き合いをお願いします。以前投稿していたbloggerに、今の時代と共通する内容を書いていたので、こちらに改めて投稿させていただきます。 今年2014年は第一次世界大戦の開戦から100年経ちます。 そんなことも思いつつ先日…

没後60年~指揮者フェレンツ・フリッチャイ①

クラシック音楽のマニアといわれる方は、私など足元にも及ばず、様々な作曲家・演奏家を知って(きいて)おり、例えば誰かが「マーラーはバーンスタインに限る」と言えば「いやテンシュテットだ」「いやいやラトル」・・・延々と話が尽きません。 また、それぞ…