2023-01-01から1年間の記事一覧
元上司と元同僚の方から飲酒のお誘いをいただいておりましたが、健康診断の再検査が終わり、結果が出るのを待っていただき、晴れて「異常なし」となったため、お誘いに応えてきました―最近は飲酒と外食を控えていたので、約半年ぶりとなる生ビールとハイボー…
日本を代表する音楽評論家の吉田秀和さんの初期著作の文庫新刊を読み、改めて学びがありました。 彼のドキュメンタリーを観たとき、締め切りが近づく中で、ペンを握る手が汗で滑りながら深夜から朝方までかけて脱稿した旨の回想がされていました。その時に書…
何も考えないで音楽をきいたり、夜寝る前の時間があるときよくかける音楽に、スカルラッティのソナタ集の何曲か、そしてグリーグの抒情小曲集があり、こういった小品でも「十分に音楽をきいた」という満足感を与えてくれる作品ひとつであると思います。 グリ…
今号をもって休刊となる本日発売のレコード芸術を購入。 いつもより多めに入荷しているようで、通常の倍くらい在庫がありました(さすがに発売当日に完売などという様子は無かったです) ペラペラと中身を見ましたが、[特集1]はじまりの交響曲ー何故か「交…
ドビュッシーのピアノ独奏曲の代表作といわれるのは「前奏曲」や「映像」、そして人気のあるのは「ベルガマスク組曲」や「子供の領分」ですが、ここでは「版画」を取り上げたいと思います。 この曲は昔、まだ高校生の頃、クリスチャン・ツィメルマンのリサイ…
HMVさんで「EURO ARTS」レーベルのDVD&Blu-ray Discがセールをしており、オーダーしたものが届きました。 ○シューベルト:即興曲集D.899&D.935/楽興の時 ピアノ:アンドラーシュ・シフ CDで購入するよりも低価格でこの…
オンラインショップで購入した商品が届きました。 昨年注文したのですが、複数購入割引のディスクの一部の入荷に時間が掛っていたようです。 ①ニコラウス・アーノンクール&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ライヴ放送録音集(1981年~2012年) …
本日は後期ロマン派の作曲家、リヒャルト・シュトラウス(1864年~1949年)の誕生日なので彼の作品紹介に充てたいと思います。 彼の誕生日なら、代名詞ともいえる大管弦楽を駆使した交響詩などの作品群、もしくはオペラなどを取り上げるべきでしょう…
今日は朝早くから休日出勤で業務が予定より大幅に伸びてしまい、新規投稿ができませんでした。今週は読んだ本に関し、別ブログに投稿したしたものに修正を加えた「アーカイブ」投稿記事にお付き合いいただければ幸いです。 モーツァルトの35年間の短い生涯…
書店の新刊本コーナーを見ていたら、村上春樹さんの『村T~僕の愛したTシャツたち』(新潮文庫)が目に入り購入しました。 まずびっくりしたのが価格。Tシャツコレクションがカラー写真で掲載されているとはいえ(後半の20ページ以上はTシャツの写真)…
6月2日は英国の作曲家、エドワード・エルガー(1857~1934)の166回目の誕生日だったそうです。そこで彼の代表作「エニグマ(謎)変奏曲」作品36をご紹介します。 この作品は以前、NHKで放送していた海外ドラマ「ダウントン・アビー」で描…
息子の通う高校の野球部が春季大会において決勝戦まで駒を進めることができたので、週末は応援・送迎等で音楽をきいたり、このブログの更新等が滞っていました。昨日も新潟県上越市まで練習試合の観戦に行ったりとしておりましたが、これで夏季大会までは週…
今週末は息子の高校野球の応援の為、朝から活動をしていましたので、お買い物の情報の投稿です。 リサイクル・ショップの巡回!?をしていたら安かったので買ってしまったディスク・レコードから― ○トスカニーニ・アラ・スカラ(スカラ座のトスカニーニ) 指…
皆様はヨーゼフ・マルティン・クラウス(Joseph Martin Kraus)という作曲家をご存知でしょうか? 彼のシンフォニー集をきいて、とてもいい曲が何曲かあり、皆様にもご紹介したいと思います。 クラウスとモーツァルト。同年の生れで亡くなったのも1年違いで…
世間は大型連休(GW)―中には9連休という方もいるそうで、うらやましいことでありす。 私は昨日が休日出勤となりましたので、本日から休みですが、ニュースでは「GW後半になりました・・・」などと言われると気分はもう、来週の仕事の段取り等が頭に浮…
大手ディスク販売チェーン店にて中古CDをネット注文したものが届きましたので、その購入メモです。 ①シューマン:ツヴィッカウ交響曲/序曲集 ハインツ・ホリガー指揮ケルンWDR交響楽団 ホリガーのイメージはオーボエ奏者でしたが、今ではすっかり指揮者とし…
本日は午前中がお客様との打ち合わせで休日出勤、午後~夕方が息子の高校野球の大会応援と練習の送迎で、音楽をきいたり、ブログを書く時間が無かったので、過去に別ブログへ投稿した記事の校閲版にお付き合いいただければ幸いです。 先日、車で移動中にFM…
私の住む地方都市では桜が葉桜になり、暑い日が続いたかと思うと、朝晩は再び肌寒い気候になっています。こう肌寒いときにはシューベルトのリートが思い浮かびます。 「冬の旅」の第1曲「おやすみ」冒頭のピアノ前奏のフレーズが頭をよぎったので、練習試合…
最近のお買い物投稿です。中古CD・LPを適価にて購入することができました。 薄給の会社員ですので、中古CD・LPの購入単価は一枚500円までと決め(商品状態にも因りますが、自分の中のルールとして、余程な希少品とか、思い入れのある作品・演奏家…
今週は私のお気に入り、または思い出深い曲などから、皆様にもおきき頂きたいクラシック音楽をオススメしていきたいと思います。 この音楽、曲名は知らなくても、一度きけば多くの方が小学校の音楽鑑賞の授業や、TVのBGMとして耳にしたことはあると思いま…
2023年7月号で休刊される音楽之友社刊「レコード芸術」 このニュースを知った時は「やっぱりね」という気持ちと「寂しい」という思いが交差しました。 私の定期購読歴は1989年から2015年頃までで、定期購読をしなくなったきっかけは、日本を代…
今週は音楽を離れて最近読んだ本のことから―イギリスの作家セシル・スコット・フォレスター(1899~1966)の書いた代表作で海洋冒険小説の傑作のひとつ 海の男/ホーンブロワー・シリーズ(1)『海軍士官候補生』(ハヤカワ文庫)を読みました。以…
今年は旧ロシア帝国のセルゲイ・ラフマニノフの生誕150年、そして4月1日は誕生日でした。そのアニヴァーサリー・イヤーに合わせ、以前bloggerに投稿した記事を再聴した感想も含め、再編集しました。 ラフマニノフといえば、現在ではピアノ協奏曲が代表作…
ついに長年お世話になった、クレモナさんの営業最終日、余裕を持って夕方の閉店に合わせ、餞別の品を持ってお伺いする予定でしたが、年度末&月末で通常業務に追加業務も発生し、到着したのは閉店前15分の17:45分頃になってしまいました。 店内にはす…
今週は読んだ本に関し、別ブログに投稿したしたものに加筆・修正を加えた「アーカイブ」投稿にお付き合い下さい。 2冊のベートーヴェン関連書籍を続けて読みました。 ロマン・ロラン著「ベートーヴェンの生涯」(岩波文庫)と山根銀二著「ベートーヴェンの…
世間に「名曲紹介ガイド」なる本は多々あれど、なかなかこれは!というものにあたることはほとんどありません。 若いころは「名曲選」とか「きいておきたい名曲」とかなる本も読みましたが、年齢も重ねてそれなりに演奏会や、録音できける作品や演奏をきいて…
今月末で閉店される「クレモナ」さん訪問記③の投稿となります(WBCの準決勝と選抜甲子園を同時に観・聴しながらの作成) お店に入るなり、ご店主から「大分減ったでしょう。もう買うもの無いと思いますよ」と言われました。確かに相当売れた様で、主な棚も空…
最近LPの魅力を再発見し、コツコツ買い集めており、このブログでも投稿をさせいただいていますが、そのLP群を整理しようと棚を見ると、購入したままきかずに忘れていた物が出てきました。 その1枚がこちらです↓ ≪曲目≫ 1.ハイドン:交響曲 第100番…
今週は読んだ本に関し、別ブログに投稿したしたものに修正を加えた「アーカイブ」投稿にお付き合い下さい。 剣豪小説家として有名な故・五味康祐氏はクラッシク音楽愛好家からすると、本業の剣豪小説かというよりも、著作「いい音、いい音楽」(中公文庫)を…
個人的には3月になると思い出すこの作品、恐らくテレマンの作品の中では知られてはいないと思います。 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681年~1767)は生涯に約4,000曲もの作品を残したといわれ、数多くの作品を残した作曲家としてギネスに…