今号をもって休刊となる本日発売のレコード芸術を購入。
いつもより多めに入荷しているようで、通常の倍くらい在庫がありました（さすがに発売当日に完売などという様子は無かったです）
ペラペラと中身を見ましたが、［特集1］はじまりの交響曲ー何故か「交響曲の父」ハイドンとメンデルスゾーンが入っていません。両曲共に個人的に好きな作品なのですが。あとニールセンも。
せっかく最終号に「はじまり」を持ってきた意図を述べているのですから、各作曲家の交響曲の「はじまり」への意気込みが体系的に解る特集になっていればと・・・。
それにしても７１年の長きにわたり、企画・編集・寄稿など歴代の編集者、評論家など出版に携わった皆さんには感謝です。私の一時期までのクラシック音楽の指南書でしたー教科書や参考書よりも熟読！しました（笑）
こちらは一緒に購入した、吉田秀和さんのバッハに関する著作を集めた書籍。ただし以前に出版された物の「増補版」
この出版社は吉田秀和さんの一度発売した著作に文章を追加して、度々「増補版」としてマイナーチェンジのような販売を繰り返しています。その度に読んだ事がない文章が入っていれば（それもひとつかふたつ）購入しなければならないので、「増補版を出すくらいなら、最初からこのスタイルで発行して下さい」となってきております。
ただ、「吉田秀和全集」を購入しなくても、作曲家・演奏家ごとに文庫で読めるのは非常にありがく、今後も彼の評論を長く、広く読まれることの普及になると思います。
