HMVさんのオンラインサイトにて注文していたディスクが届きましたのでその購入タイトル紹介の投稿となります。
○アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ名演集(10CD) Fermata 700593
ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

彼の弾いた1940年代のモノラル録音のスカルラッティ他からベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ショパン、ドビュシーなどなど主要なレパートリーがまとめてきけるBOXです。
ドイツ・グラモフォンやEMIとの同時期のセッション録音も存在するのでこのディスクはそれの流用でしょうか?パッケージにはそういった説明がないので重複してしまうディスクもあるかも知れません。
今年は彼の没後30年です、改めて残された録音をきいてみたいと思います。
○アーベル:Between Two Worlds~交響曲、協奏曲、アリア Brilliant Classics BRL97437
演奏:ラ・スパーニャ・バロック・オーケストラ他

私の偏愛作曲家カール・フリードリヒ・アーベル(1723~1787)没後300年アニバーサリーに投稿したこともありますが、最近ディスクもポツポツと登場します。
このディスクは復元・再構築した各種楽器のための4曲のコンチェルトを中心にシンフォニーとオペラからのアリアも収録された盛りだくさんの内容です。
初体験の作品ばかりなので楽しみです。
○マイール:劇的カンタータ「調和」/ベートーヴェンの死に寄せるカンタータ NAXOS 8.557958
指揮:フランツ・ホーク/インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団/ジーモン・マイール合唱団他

ほぼ無名に等しいジョヴァンニ・シモーネ・マイル(ヨハン・ジモン・マイール 1763~1845)、ドイツ出身でイタリアにてオペラを中心に作品を残したそうですが、現代のオペラ劇場で上演されることは稀というより無いです。しかしNAXOSでは10枚位のディスクが声楽曲を中心に発売されています。
私がこのマイールを知ったのはモーツァルトの「ミサ・ソレムニス ハ長調」を写譜して上演したところ聴衆の大絶賛を受けた、というエピソードからです。
しかし「ミサ・ソレムニス ハ長調」はモーツァルト作として実在しない作品です。マイールが意図して「モーツァルト」の名を騙り?他の作曲家の作品を写譜したのか、それともレオポルド・モーツァルト作をあえて「レオポルド」の名を隠したのかは不明です。
興味があってきいてはみましたが「モーツァルト作」とするには疑問があると思いました。
ちなみにこのディクスには1805年にナポレオンのイタリア王への戴冠式で演奏された「テ・デウム」が収録されています。こちらはドイツ的な構築力とオペラ的な華やかさがあってマイールの名前を印象付けました。
○モーツァルト:交響曲第9番/第19番/ピアノ協奏曲第27番他 ORFEO C 299 921B
ピアノ:ワルター・クリーン ソプラノ:イレアナ・コルトバス
指揮:ベルンハルト・パウムガルトナー/カメラータ・アカデミア・ザルツブルク

1968年のザルツブルク・フェスティバルのコンサート・ライヴ(モノラル)
初期交響曲に挟まれたワルター・クリーンの弾いたピアノ協奏曲第27番がききたくて購入しました。コンサートでもこの協奏曲とイレアナ・コルトバスが歌ったシェーナとロンドK.490がメインだったのでしょう。
ワルター・クリーンのモーツァルトはシューベルトと共に愛聴しています。楽譜を正確に読み取りストレートに音を響かせたスタイルが素敵です。
来日公演やスタジオ録音と同様に終楽章のカデンツァは歌曲「春への憧れ」を弾いているのでしょうか。
○ベートーヴェン:交響曲第1番/第7番 ORFEO C924161DR
指揮:ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

こちらは既に何回もこのブログに登場いただいているアーノンクール氏のベートーヴェン交響曲です。
1980年代には対決、対立があった両者の関係ですが、この年(2003年)には2回目のニュー・イヤー・コンサートに登場するなど2000年代に入り「共演」の関係となったザルツブルク・フェスティバルでのライヴ録音です。
ウィーン・フィルとのベートーヴェンはNHK-FMのエア・チェック・テープを持っていますが、今もその新鮮(斬新)な響きに驚きがあります。
この日の演奏会はどのような驚きと発見を与えていただけるのでしょうか!
以上、最近のディスク購入の記録投稿でした。
お付き合いいただきありがとうございました。