音楽枕草子

クラッシク音楽や読書から趣味などの身辺雑記も含め、感想として綴ったblogです。

今月の届きもの~買い物ディスク紹介

HMVさんのオンライショップにてクリアランスセールで注文したものが届きましたので投稿しておきます。

○ドキュメンタリー『ヘルベルト・フォン・カラヤン~スクリーン上のマエストロ』(日本語字幕付)

バッハ・コンサート(1967年収録)  C Major 737704

確かNHK-BS?で放送されたことがあり、録画&観た記憶があります。カラヤンがこだわった「映像」からスポットを当てた内容でした。ドキュメンタリーに特典映像的に別に販売されていたバッハのブランデンブルク協奏曲第3番と管弦楽組曲第2番も収録されていいます(カラヤン自らチェンバロを弾いており、当時のベルリン・フィルの名手達も映っています)

放送・DVDで観たものからBDによる画質向上に期待です。2,416円也。

○マルケヴィチ名演集(2CD)  ANDROMEDA ANDRCD9035

 指揮:イーゴル・マルケヴィチ/RIAS交響楽団ベルリン・フィル

名前は知っていてもあまり録音をきいていない指揮者のひとり。記憶にあるのはストラヴィンスキーの「春の祭典」(フィルハーモニア管弦楽団)とクララ・ハスキルの弾くモーツァルトのピアノ協奏曲第20番・第24番の伴奏くらい。セール価格920円につられて購入。

収録は以下の通りです。

ベルリオーズ幻想交響曲 RIAS交響楽団(録音:1952年)

モーツァルト交響曲第34番 ベルリン・フィル(録音:1954年)

ムソルグスキーラヴェル編曲):組曲展覧会の絵」 ベルリン・フィル(録音:1953年)

モーツァルト交響曲第38番「プラハ」 ベルリン・フィル(録音:1954年)

人気指揮者ランキングの上位に入る方ではありませんが、一部には熱狂的?マニアもいるこの指揮者を知る機会になればと思います。

マルケヴィチの熱狂的ききての方がいらっしゃればオススメの録音など教えていただければ幸いです。

○マスネ:歌劇「ウェルテル」(全曲)  ERATO 2564 68289-1

 ジェリー・ハドリー(ウェルテル)

 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(シャルロット)

 ドーン・アップショウ(ソフィー)他

 指揮:ケント・ナガノ/リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団

オペラまでとても耳が回らず世界各地のオペラ・ハウスで上演されるような有名作品であっても未聴・未観のオペラは多数あります。

このオペラもそのひとつ。なんといってもウェルテルが歌うアリア「春風よなぜ私を(オシアンの歌)」は往年の名テノール歌手アルフレード・クラウスをはじめ数々の歌手できくことはあっても全曲をきちんときいたことはありません。

名手を揃えリヨン・オペラのプロダクションで評判だった代表的な録音が810円にて入手できました。

マリア・カラスヴェルディ:オペラ録音集~9つのオペラ全曲(20CD)  Documents 600280

これは大物BOXなのですが、もとより廉価盤を多数販売しているレーベルDocumentsのさらにセール価格なので2,772円でした(1枚当たり約139円!)

以下は収録されている9曲のオペラ全曲です。

ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(録音:1955年9月 モノラル)

ティト・ゴッビ(バリトン)/ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)他

指揮:トゥリオ・セラフィンミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「椿姫」(録音:1953年9月 モノラル)

フランチェスコ・アルバネーゼ(テノール)/ウーゴ・サヴァレーゼバリトン)他

指揮:ガブリエーレ・サンティーニ/トリノRAI管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(録音:1956年8月 モノラル)

ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)/ローランド・パネライバリトン)他

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤンミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(録音:1956年9月 モノラル)

ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)/ティト・ゴッビ(バリトン)他

指揮:アントニーノ・ヴォットー/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「運命の力」(録音:1954年8月 モノラル)

リチャード・タッカーテノール)/カルロ・タリアブーエ(バリトン)他

指揮:トゥリオ・セラフィンミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(録音:1955年 モノラル)

リチャード・タッカーテノール)/フェドーラ・バルビエーリ(メゾ・ソプラノ)他

指揮:トゥリオ・セラフィンミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」(録音:1951年5月 モノラル)

エンツォ・マスケリーニ(バリトン)/ボリス・クリストフ(バス)他

指揮:エーリヒ・クライバーフィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」(録音:1949年12月 モノラル)

ジーノ・ベーキ(バリトン)/ジーノ・シニムベルギ(テノール

指揮:ヴィットリオ・グイ/ナポリ・サン=カルロ劇場管弦楽団&合唱団

ヴェルディ:歌劇「マクベス」(録音:1952年12月 モノラル)

エンツォ・マスケリーニ(バリトン)/ジーノ・ペンノ(テノール)/イタロ・ターヨ(バス)他

指揮:ヴィクトル・デ・サバタミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

個別に本家EMIやNaxosの復刻などで入手可能ですが、安価にまとめて購入できるのは効率がいいです(「トロヴァトーレ」のみダブりになってしまいましたが)しかしこれだけのBOX物をいつきくんだい?と自身に問いかけたい代物を購入してしまいました。。。

オペラを頻繁にきいたりする習慣がなく、必然的にマリア・カラスの録音もほんの一部しかきいたことがないので改めて代表的なプリマドンナの歌唱をきいてみたいと思います。共演しているディ・ステーファノやゴッビといった名歌手もきけるのが楽しみです。

興味があるのがエーリヒ・クライバーとの唯一の録音「シチリア島の夕べの祈り」です。カラヤンバーンスタインを除き、カラスのオペラ指揮者といえばイタリアオペラ専属指揮者みたいな人が振っているなかでこのクライバーとの録音は異色です。もっとも彼自身は当時の指揮者同様オペラ劇場から経験を積んできました。大戦前はベルリン国立オペラでヴェルディも上演してたそうです。「仮面舞踏会」など。

以上、最近のディスク購入記録でした。

また未視聴のディクス保管棚が占拠されつつあります・・・。

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