今回はLPレコード購入(捕獲)記録の投稿にお付き合いいただければ幸いです。ちょうど会社も夏季休業となったので今回と次回の2回に分けて投稿したいとおもいます。
ここ最近のレコード捕獲場所になっているHARD OFF(エコ・リユース・ファクトリー)さんの段ボール箱を見ようと上からのぞくと明らかにクラシックレーベルのレコードが多数あるではありませんか!次から次へ珍しい盤を見つけてしまい、個人的には多数の買い物となっていまいました。
まずは、以前の投稿でもご紹介した最近の収集アイテムになっている「コンサートホール・ソサエティ」のレコードから。
〇ベートーヴェン:交響曲第7番/序曲「シュテファン王」 レコード番号:M2283
指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー/ウィーン音楽祭管弦楽団
怪しいオーケストラ名(解説ではウィーン交響楽団が6月に開催される音楽祭参加の録音用の名称とのこと)
オッテルローのベートーヴェンはマニアの間では知られているので興味があります(税込110円)
〇メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」(抜粋)/序曲「フィンガルの洞窟」 レコード番号:M2214
指揮:カール・シューリヒト/バイエルン放送交響楽団・シュトゥットガルト国立放送交響楽団
こちらはデンオンにてCD化もされているシューリヒトの名演のひとつ(税込110円)
〇モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番・第27番 レコード番号:M2319
ピアノ:フリードリッヒ・グルダ(レコード表記に基づく)
指揮:ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
このレコードもデンオンでCD化されている、グルダが装飾音を沢山入れて弾いた演奏として知られているもの。CDは未聴なので税込110円なので購入。
〇ストコフスキー バッハ・トランススクリプション集 レコード番号:ロンドンレコード GT9141
指揮:レオポルド・ストコフスキー/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
1977年1月に追悼盤として発売のストコフスキー名盤1300シリーズです。
ストコフスキーは「色物指揮者」というイメージで、映画「ファンタジア」で接したのと、彼としてはまずらいレパートリーであるモーツァルトのセレナード「グラン・パルティータ」以外ほとんどきいたことがなく、代名詞ともいえるバッハのオーケストラ編曲集にも興味がありませんでした。しかし、「トッカータとフーガ」は別として、収録されている作品がコラール前奏曲やパッサカリアとフーガなど名高く美しい曲が収録されており、価格も税込110円、帯付きということもあり購入。
〇ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲) レコード番号:東芝EMI EAC-4725~26
指揮:アンドレ・クリュイタンス/パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
カルメン:ソランジュ・ミシェル/ドン・ホセ:ラウール・ジョバン他
段ボール箱を見た時に最初に目に入ってきたのがこのレコード。オペラ全曲盤の組み物があるとは思わなかったので迷わず捕獲(税込330円)国内盤で対訳付き。
クリュイタンスも定番のフランス物を若干きいたことがあるくらいで過去の指揮者というイメージです。意外にもこの1951年のモノラル盤が彼の唯一の「カルメン」で、国内盤CDが発売されたのか定かではありません。
〇シューベルト:歌曲集「冬の旅」(全曲)&マーラー:歌曲「さすらう若人の歌」
レコード番号:エンジェル AA-8168-9
バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
ピアノ:ジェラルド・ムーア 指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー フィルハーモニア管弦楽団
こちらはボールの上にポンと置かれていました。いうまでもなく名曲名演の定番レコードです(録音:1961年)
2枚組で2枚目のB面にはこちらも有名なフルトヴェングラーとの「さすらう若人の歌」が収録されています。
購入した理由は価格もありますが(税込330円)その解説(声楽家・評論家の畑中良輔さん他の充実したもの)と対訳はもちろんですが「冬の旅」の全曲楽譜が付いていることです!
レコードの大きさもあるのでしょうが、CD時代には無くなってしまった特典です。レコードが文化教養物であった時代を感じる化粧箱入りの贅沢な創りのレコードです。
以上、最近のレコード購入記録「その1」の投稿でした。次回の購入版は入手困難盤?や珍品盤!?となりますがお付き合いいただければ幸いです。